証券CFD取引

証券CFD取引>

あなたは「証券CFD取引」って、今まで聞いたことがあるでしょうか。

証券CFD取引は、日本ではまだあまり知られていませんが、すでに米国やヨーロッパでは、注目度の高い金融商品になっています!

証券CFD取引とは

証券CFDは、日本だけでなく海外の株式、株価指数、株価指数先物、債券などを投資の対象にした、差金決済取引のことです。
CFDは「Contracts(契約書) for Difference(相違)」の略です。

証券CFD取引では、実際に株式や債券の現物を購入するのではなく、証拠金を証券会社に預けて、それを担保にして取引する金融商品です。

例えば、ソニー銘柄100株を証券CFDで買った場合は、100株のソニー株を取引できる権利を、もつことになります。もちろん、買った証券CFDの価格は、ソニーの株価に連動します。

証券CFDは、証拠金の数倍〜数百倍までの取引が、可能になっています。
倍率は取引する銘柄や、証拠金の額によって違いますが、わずかな資金でも大きな取引ができるのが証券CFDの特徴です。

この点は、日本でも人気があるFX(外国為替証拠金取引)と、同じような仕組みになっています。

ただ大きく違う点は、FXは外貨を投資の対象にしていますが、証券CFD取引は、株式の個別銘柄や先物・債券などを、 投資の対象にしている点です。
つまり、FXの株式・先物・債券版といえるのです。

証券CFD取引の現状

証券CFD取引は、1990年代にイギリスで誕生し、その後ヨーロッパやオーストラリアに広まっていきました。 証券CFD取引

当初は、大口の投資が可能な機関投資家だけが、証券CFD取引が可能でしたが、次第に法人や個人投資家の取引も、認められるようになりました。

現在、ヨーロッパをはじめ、北米、オセアニアでは、取引が非常に活発で、特にロンドン市場では、金融取引全体の約3割が、証券CFD取引になっています。

一方アジアの中では、日本で2005年から証券CFD取引が始まりましたが、その他の国では、ごく限られたマーケットのようです。

しかし、証券CFDは世界中の株式、先物、債券など幅広い銘柄の取引が可能なので、FXと同じかそれ以上に、 取引額が増えてくると予想されています。

FXも世界中で取引されていますが、投資対象が外貨に限られ、選択の幅が狭いぶん、証券CFDに優位性があります。

次ページ→ 証券CFD取引のメリット