限月CFD取引の実例

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限月CFDは、日本と海外の証券取引所に上場されている、株式・債券の先物が主な取引の対象になっています。

銘柄数は数十銘柄で、株式CFDとはかなり違いますが、個別株式以外の銘柄も取引できるのが特徴です。では、実際の限月CFD取引の、実例を見てみましょう。

限月CFDの損益計算式

限月CFDの損益は、次式にあてはめて計算できます。

(買値−売値)×取引枚数×倍数−手数料±(為替コスト)=損益の金額

取引枚数

取引単位は、○枚と呼びます。一般の株取引の取引単位と同じと考えればいいのですが、倍数によっては大きな取引になります。

倍数

先物取引では、それぞれの銘柄ごとに、取引できる倍数(レバレッジ)が設定されています。

手数料

限月CFDを扱う証券会社ごとに違いがあります。

為替コスト

限月CFDの取引のために、通貨を両替したときに発生する差額と、両替手数料です。
*限月CFDでは、スワップ金利や配当金は発生しません。

限月CFDの計算例

実際に、オンラインで限月CFDを取引したときの、損益額を計算すると次のようになります。

取引条件

1)今後、日経平均が下落すると予想したので、シンガポール日経225先物円建て6月限を13200円で3枚売り

2)売りは4月20日で、4月26日に13020円に下落したので決済

3)倍率(レバレッジ)は500倍

4)手数料は無料(CMC Markets Japanの場合)

実際の損益

これらを限月CFDの計算式にあてはめると、
(買値−売値)×取引枚数×倍数−手数料±(為替コスト)=損益の金額
      ▼
(13200円−13020円)×3枚×500倍−0円±0円=270000円

270000円が利益となりますが、銘柄の決済通貨が外貨の場合は、為替コストがかかります。

このように、わずかな価格の変動でも収益がでますが、予想に反して変動した場合は、損失も大きくなりますので、慎重に取引したいものです。

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