証券CFD取引>証券CFDの用語集(五十音順)
証券CFD用語
あ行
◆相対取引 (あいたいとりひき)
OTCとも呼ばれ、証券取引所などの市場を仲立ちしないで、買い手側と売り手側が直接取引することをいいます。証券CFDの取引では、証券会社と顧客本人の取引になります。
◆アスク
証券CFDの売値のことで、別名、売り呼び値、売り気配値、オファーともいいます。顧客側から見れば、証券CFDを買うときの値段です。
◆委託保証金
顧客が信用取引を行うために、証券会社に預ける保証金で、顧客が債務を履行しなかったときの、担保になります。委託保証金は現金の他に、国債や一部の地方債、株券なども認められており、証拠金とも呼ばれます。
◆インカムゲイン
金融商品を保有していることによって、得られる利益のことです。
例えば、預貯金の利息、株式の配当金、投資信託の収益分配金などが、インカムゲインになります。
◆追証(おいしょう)
追加保証金の略。信用取引などで、予想外の株価の変動によって、含み損が増えたために、後から追加で預けなければならない、委託保証金のことです。追証を実行しないと、以後の取引はできなくなります。
◆大引け
証券取引所で、1日の取引を全て終了したことをいいます。この時点で、その日の最終株価が決定します。
◆オーバー・ナイト
取引の翌日以降に、ポジション(建玉)を持ち越すことをいいます。株式CFDでは、売り注文(空売り)から入ると、取引の翌日からスワップ金利を、日割り計算で受け取れます。
◆オファー
証券CFDの売値のことで、別名、売り気配値、アスクともいいます。顧客側から見れば、証券CFDを買うときの値段です。
◆オプション取引
ある一定の条件で、売買する権利をオプションといいます。そして、この権利に値段をつけて、取引することをオプション取引といいます。
この値段は条件によって、いろいろ変動するのが普通で、その変動を利用して利益を得ることができます。
オプションの買い手は、その時の状況によって権利を放棄、あるいは行使のどちらでも可能です。
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か行
◆外貨準備高
その国が保有している、証券や外貨などの総額のことで、輸入借入金の返済や取引の支払いなどに使われます。外貨準備高が多いと、それだけ活発な貿易が可能になります。日本の外貨の多くは、米財務省証券(いわゆる米国債)に投資されています。
◆株価指数
常に変動する株価の状態を、わかりやすくするために使われる指数です。
通常、ある時点の株価を1つの基準にして、今現在の株価の状況を表します。日本では、TOPIX(東証株価指数)が有名です。
◆株式分割
投資家が株を購入しやすいように、1株を複数株に分割することをいいます。
例えば、1株=10万円だった銘柄が100万円になった場合に、1株を20株に分割する場合などです。これによって、1株=5000円になるわけです。
◆為替相場
異なる国の通貨を両替するときの比率で、通常為替レートと呼ばれます。
◆管理ポスト
証券取引所に上場している会社が、その取引所の上場基準を満たせなくなったときに、株券を移して売買する場所のことです。時間が経過しても、上場基準を満たせなければ整理ポストに移され、逆に改善されれば取引所での通常取引に戻ります。
◆機関投資家
個人や企業から預かった資金を、運用する法人や団体のことです。
銀行、保険会社、証券会社、投資信託など、投資額が多額なため、市場の動向を左右する、大きな影響力を持っています。
◆逆指値注文
現在の価格よりも、安くなったときに売り、高くなったときに買う注文のことで、指値注文と逆の注文方法です。市場の流れに乗っていく場合や、損失を抑えるときなどに使います。
◆強制決済
証券会社で定められた、証拠金の一定割合を超えて含み損がでた場合に、損益に関係なく自動的に決済される仕組みのことです。通常その前段階で、証券会社からメールやパソコンで使用しているプログラム上で通知されます。(これをマージンコールといいます)
◆キャピタルゲイン
株式、債券などが購入価格よりも、値上がりしたことによって得る利益のことです。一般的に、値上がり益の総称をいいます。
◆クロスレート
現在の世界の基軸通貨は、米ドルとなっています。このため、米ドル以外の通貨に両替するときは、米ドルのレートをベースにして計算するので、これをクロスレートと呼びます。
◆公定歩合
その国の中央銀行が、民間の銀行に資金を貸し出すときの金利です。 日本で言えば、日本銀行が都市銀行や地方銀行に、お金を貸すときの貸出金利です。
この公定歩合によって、預貯金金利や住宅ローン金利が影響されるだけでなく、その国の金融政策の舵取りに使われています。
◆国債(日本)
日本政府が発行している債券です。償還期間によって、6カ月以内の短期国債、2〜6年の中期国債、10年の長期国債、20年の超長期国債があります。
◆後場
東京証券取引所で、午後から行われる取引のことです。時間帯は午後12時30分から午後3時です。
◆コールオプション
オプション取引で、定められた期限内に、一定の価格や数量で商品を購入する権利のことをいいます。
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さ行
◆債券
各国の政府や政府関連機関、地方自治体などが発行する、資金調達のための有価証券のことです。発行する機関によって国債、地方債、社債などに分類されます。
◆先物取引
現在の時点で、お互いに取り決めた価格で、将来の指定期日に売買する取引のことをいいます。
ある特定の商品や株式、債券などを対象とした買い注文で、指定期日まで売買を猶予することができます。通常は、指定期日前に決済するのが一般的です。
◆差金決済
実際には現物の受渡しを行わずに、反対売買によって決済することです。証券CFDやFX(外国為替証拠金取引)もこの差金決済になります。
◆指値注文
売買するときの価格を、指定して行う注文のことです。今の価格よりも高く売りたいときや、安く買いたいときに利用します。
◆証券保管振替制度(ほふり)
銀行や証券会社が、顧客や自己の株券などを保管して、その株券の受け渡しを口座振替で、行うシステムのことです。
◆証拠金率
証拠金で取引するときの、掛け率をいいます。例えば、証拠金率5%の場合、実際に取引できる金額は、証拠金の20倍まで取引可能だということです。
◆信用取引
株式や債券を取引する顧客が、担保として委託保証金を証券会社に預け、それによって行う売買取引のことです。預けた委託保証金の範囲内で、取引ができます。
◆スプレッド
証券会社が顧客に提示する、証券CFDの売値と買値の価格差をいいます。通常、市場の価格に、証券会社の手数料が上積みされています。
◆整理ポスト
証券取引所が、上場廃止にした銘柄を移して売買する場所のことです。投資家に上場廃止を明確に知らせることで、整理売買を行いやすくします。
◆前場
東京証券取引所で、午前中に行われる取引のことです。時間帯は午前9時から午前11時です。
◆損切り
損失を承知の上で、売買を行うことです。それ以上損失が大きくならないようにするためで、ロスカットとも呼ばれます。
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た行
◆建玉(ポジション)
取引の成立した売買で、まだ決済していないものを建玉(ポジション)といいます。
◆テクニカル分析
市場の値動きを、チャートやそれまでの数値変動などから、科学的に今後の値動きを分析することです。
◆デリバティブ
金融派生商品の総称で、スワップ取引、先物取引、オプション取引などをいいます。
◆店頭取引(OTC)
取引所の仲立ちなしで、買い手と売り手が直接取引することです。相対取引ともいいます。
◆投資信託
不特定多数の投資家から資金を集め、その資金を専門家が株式や公社債などで運用して、その利益を投資家に還元する金融商品です。投資信託の銘柄によって、運用成績もまちまちで、元本保証もありません。
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な行
◆ナスダック総合指数
米国のナスダックの1971年2月5日の株価を100とした指数です。ナスダックに上場している全ての銘柄を、所定の計算方法で算定しています。一般的にハイテク関連の企業が多く、その株価の変動による影響が大きくなっています。
◆成行注文
注文時の市場価格で売買することです。成行注文は、ほとんどの場合で売買が成立しますので、希望の銘柄を必ず売りたいときや買いたいときに利用します。
◆日経平均株価
東京証券取引所に上場している、225銘柄の株価指数のことです。この225銘柄は流動性が高く、日本を代表する企業の銘柄が選ばれています。
株価の変動を把握しやすく、単に日経平均と呼ばれることもあります。
◆ニューヨーク証券取引所
米国のニューヨークにある、世界で一番取引量が多い証券取引所です。
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は行
◆反対売買
先物取引や信用取引で指定の期日までに、買った銘柄を売ったり、あるいは売った銘柄を買ったりすることで、先物取引や信用取引では必ず行われます。
◆ファンド・マネージャー
投資信託などの資金を運用する金融商品のプロで、運用方法や運用方針を決めています。ファンドマネージャーは、投資信託会社(運用会社)に所属しています。
◆含み損、含み益
金融商品を取引した時点の価格と、現在の時価の差額のことで、利益ざやがあれば含み益といい、損失が見込まれれば含み損といいます。
◆米国財務省証券
米国の国債のことです。期間によって次の3つがあります。
・米国財務省短期証券・・・割引形式で発行される期限1年未満の国債
・米国財務省中期証券・・・期限1年以上10年以下の利付債
・米国財務省長期証券・・・期限10年超の利付債
◆ヘッジ・ファンド
ある特定の大口投資家から集めた資金・投資信託で、いわゆる私募ファンドと呼ばれるものです。投資対象は、世界中の株式、為替、債券、商品先物などあらゆる金融商品が対象で、非常に投機性が高いファンドです。公的機関に届出る義務がないので、規制の対象になっていません。
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ま行
◆マージンコール
取引している証券CFDや株式などの含み損が発生して、それが証券会社で定められた基準を超えたときに、証券会社から連絡があり、これをマージンコールといいます。
保有している証券CFD・株式の一部か全部を決済するか、証拠金を追加(追証)しないと、強制決済される可能性が高くなります。
や行
◆約定
注文をだした取引が、成立することをいいます。指値注文や逆指値注文など、条件をつけて注文をだした場合は、必ずしも約定するとは限りません。
◆寄り付き
その日の市場で、最初に成立した取引のことで、約定した値段を「始値(はじめね)」といいます。
◆4本値
その日の市場で、最初についた値段(始値)、最後に付いた値段(終値)、最も高かった値段(高値)、最も安かった値段(安値)の4つの値段のことです。
市場の動きをわかりやすくするために、チャート上に表示されるのが一般的です。
ら行
◆レバレッジ効果
証券CFDやFXは、証拠金の何倍もの取引ができます。このため、わずかな資金でも大きな利益を得ることが可能ですが、反対に、大きな損失を受ける可能性もあります。
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