証券CFDの特徴|空売り

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空売りとは

空売りとは、自分が保有していない株を売ることで、株価が下落しそうなときに行われる取引です。

証券CFD取引

CFDと違い通常の株取引は、株価の安いときに買って、株価が値上がりしたときに売って、その差額が収益になります。

しかし空売りでは、逆に株価が安くなればなるほど、収益がでる仕組みになっています。

株式を対象とした証券CFDでは、1日に何回でも売買することができ、それだけ収益をだす確率も高くなります。

一方、従来の信用取引では、1日で取引できるのは、信用余力の範囲内に限られています。

空売りの仕組み

「自分が保有していない株を売る」と聞くと、何か不思議な感じがしますが、これは、ちゃんと認められている金融取引の手法です。
そこで、空売りの仕組みとその流れを見てみましょう。

1)株を借りる

証券会社から、取引したい株を借りるために、証拠金を担保として預けます。実際に株を買うのではなく、ただ借りるだけです。
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2)株を売る

借りた株を売ります。
例えば、A銀行の株価が50万円であれば、それを50万円で売ることができるのです。ひらたく言うと、借りた時価50万円の株を、 売ったことにするのです。
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3)株を買い戻す

A銀行の株を50万円で売たので、手元には50万円あることになります。そして、A銀行の株価が安くなったときに、株を買い戻します。

例えば、A銀行の株価が40万円に下落した場合に株を買い戻すと、50万円で売った株を40万円で買ったことになり、 差額の10万円が収益になります。

結局、一般の株取引と同じように、40万円で買った株を50万円で売ったことと、まったく同じになるのです。(空売りは 売り→買い)
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4)買い戻した株を証券会社に返却

40万円で買ったA銀行の株を、証券会社に返します。借りていた株を、返却するわけですね。これで空売りの取引は完了(決済)です。

ただし、株価が60万円に上昇した場合は、60万円で買った株を50万円で売ったことになりますので、10万円の損になります。 この損は、証券会社に預けておいた証拠金で精算します。

このように、空売りは株価が下落傾向のときにも、儲けることができるので、証券CFDでもよく使われる取引手法です。

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