株式CFD取引の実例

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株式CFDは、日本をはじめ世界中の株式が、取引の対象になっています。銘柄数は約4000弱もあり、選択肢の広さは株式CFDの大きな特徴です。

では一体、株式CFDでどれくらい儲かるのかは気になるところです。そこで、実際に取引したときの、実例を取り上げました。

株式CFDの損益計算

株式CFDの損益は、次の式で計算できます。

(買値−売値)×株数±スワップ金利−手数料±(為替コスト・配当金)
=損益の金額

スワップ金利

異なる通貨を両替したときに、発生する金利差のことで、取引の翌日から日割りで計算されます。
株式CFDを買い注文から入ると、スワップ金利の負担が必要で、逆に、売り注文から入ると、スワップ金利を受け取ることができます。

手数料

株式CFDを、取扱う証券会社によって違いがあります。

為替コスト

異なる通貨を両替したときの、為替レートの差額です。このとき、両替手数料も発生します。

配当金

株式CFDは、株式を取引することになりますので、配当金の負担や受け取りが発生します。
株式CFDを買い注文から入ると、配当金の受け取りがあり、逆に、売り注文から入ると、配当金の負担が必要です。

株式CFDの計算例

上記の計算式を使って、実際にオンラインで株式CFDを、取引したときの計算例です。

取引条件

1)米国のM社の株価が下落すると予測し、円で1000株を売り注文(空売り)
2)10月1日・・・売り注文時のM社の株価は120ドル
3)11月1日・・・M社の株価が、115ドルに下落したので買い注文
4)ドルの金利が年4.0%、日本円の金利が年1.0%
5)手数料・・・売りと買いで、500円×2=1000円(ひまわり証券の場合)
6)為替レート・・・1ドル=100円

実際の損益

 ・株価の差額・・・120ドル−115ドル=5ドル
 ・株数・・・1000株
 ・スワップ金利(空売りなので金利受取り/日割り計算/保有期間30日)
  120ドル×1000株×(4.0%−1.0%)÷365日×30日=295.8ドル
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これらを、株式CFDの損益計算式にあてはめると、
(120ドル−115ドル)×1000株−1000円+295.8ドル=5285.8ドル
5285.8ドル×100円=52万8580円

この52万8580円に、±(為替コスト・配当金)したものが、最終利益となります。ただし、証券会社の取引規定によって、 この金額は変動する場合もあります。

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